
茨城にある私の実家の両親は、今年94歳になるおばさんと一緒に暮らしています。
私の祖父の妹にあたる人です。
祖母ではないので、ずっと昔から「おばさん」と呼んでいます。
いくら歳をとっても「おばあさん」ではなく「おばさん」です。
そのおばさんに「3.11の時怖かったでしょう」と話すと
「この歳になると怖いもんなんかないよ」と笑って答えました。
今から90年前の1923年(大正12年)
当時、東京に住んでいたおばさんは関東大震災も経験しています。
その後、おばさんは結婚し、旦那さんを兵隊に取られ、
戦争が終わっても、おばさんの元へ旦那さんが帰ることはありませんでした。

「もうどんな事が起こっても驚きゃしないよ。」
おばさんはあっけらかんと笑って言いますが
父に聞くとあの3.11の時、おばさんはブルブル震えていたそうです。

先日ツイッターでこんなつぶやきを見かけました。
渋谷で飲んでさぁ、帰ろうかってなってレジに並んでたんだけど、
前にいた大学生くらいの奴らの一人が財布ぶちまけてて
それを友達が拾ってあげてたんだけど、
みんな迷わずそれを「東北に届け!」とかいいながらレジ横の募金箱にぶち込んでて
躊躇いの無さにクソ笑ったww
ああいう生き方をしたいなぁ。
おばさんの、いろんなことを経験したうえでの笑い。
大学生達の、飾らないまっすぐな笑い。
世の中には色々な笑い方があるけれど
東日本大震災で被災された方々にも、
どうかいつか
微笑みが戻りますようにと、願います。

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